みんなの『ごめんなさい』

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元気にスプリンクラーでジャンプごっこ

間違ってスプリンクラーに着地して スプリンクラーが壊れてしまいました

『先生、ごめんね。間違って上に乗っちゃった。』

気まずさと緊張の表情の子供達

『うん。教えてくれてありがとう。そんな時もあるよね。 足、大丈夫? どこが壊れたのかな?ちょっと見てみようか?』

壊れたスプリンクラーを直しながら、『ごめんなさい。って言うの怖いよね。勇気いるよね。でも、自分が失敗した時に逃げずに『ごめんなさい』が言えるって心が強い事なんだよ。君達、強くなってきてるね。うーん。でも、スプリンクラー壊れたね… どうしようか?』

傾いたスプリンクラーを見ながら子供達のミーティングが始まりました。

スプリンクラーが倒れないように石持ってきて横に置く。これが彼らの解決法

『じゃ、頼んだよ!』子供達、石を探しに園庭を歩きます。

子供達が戻ってきた時、子供達を担当していたスタッフが『先生のスプリンクラー、すみませんでした。』

石を動かす手が止まります。

『子供達、聞いたかい? 今、『すみません』って先生は言ったよ。なんで、すみません。って言ったかわかる?

先生、壊してないのに、すみません。って言ったのは、君たちの事が大切。って事だからなんだよ。大切な人が失敗してしまった時、一緒に謝ってくれる人達が君達の側にいる。君達と同じ気持ちになれる人達がいる。お父さん、お母さんもそんな気持ちで君達を守り、愛してくれている。君達、幸せだね。』

ニコッと笑う子供もいれば、『?』って顔してる子供達もいる。

いつか、守る人ができた時、こう言うことか!って理解できる日がくる。

その日が来るのが楽しみです