成長日記 ブログ — 聖マタイルーテル日本語幼稚園

Minori Yamaki

一生懸命は大人の心を掴みます

幼稚園の生活発表会
子供達が好きな事を発表します

ダンスをしたり
ゲームの曲に乗せて トンネルを潜り抜けたり
お歌を歌ったりと様々なのですが

自分たちでやりたい事を決めて、
そのやりたい事をスタッフがサポートしながら発表会を作っていきます。

自分が毎日打ち込んでいる事、
自分が楽しいと感じる事だから
子供達も一生懸命。
一生懸命の子供達の演舞は大人達の心を掴みます。

舞台が好きな子供達もいれば、
応援席から応援している子供達もいます。

みんな大事なんです。

今日も頑張る子供達。
めっちゃ 輝いています。       

そんな彼らをとても誇りに思います。

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子どもは みんな素敵です

『しぇんしぇー!シール だいしゅき?』(先生、シール大好き?)
『うん。大好きだよ。』
『あげる』と、あなたは嬉しそうに笑います。

私が一番よく見る所に 
あなたが貼ってくれました。

時間は全然見えなかったけど、
見るたびに、毎回 笑顔になれました。

子供達、みんな とってもいい子です。

最近子供達の中で、シールが大ブーム

子供達、いろんな所にシール貼ってます

『おはよう』の挨拶の前に、第一声が『先生、シール!』笑

すごい、楽しみなんだろうな。

朝起きて、わくわくしながら 家を出る

なんて素敵な1日のスタートなんだろう。

その喜びを 他の人にも分けてあげたい

そんな優しさが子供達にある。

『先生、シール大好き?』って聞いてくる子供達。。

『大好き?』って。。。笑 めっちゃ可愛い聞き方だと思いません?!

今日も子供達はシールを片手に、部屋を歩き回っていました。

そんな子供達の姿が本当、楽しそうで仕方ないんです。

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氷の滑り台


本日限定!
素敵な滑り台
みぃ〜つけた!

『先生もやろう〜!』
誘ってくれる子供達

僕たちのワクワク、先生にも感じて欲しい!
絶対楽しいから!

感動や優しさを知っている子供達だから

先生もやろう〜!って誘ってくれる
めちゃ優しい子供達。

楽しいんだろうな
嬉しいんだろうな

子供達、本当、いいお顔しています。

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ワクワクの時間だね

床にゴロンと転がり、
ジャケットの隙間からで見上げる世界

その世界を笑顔で眺める君の瞳は
とっても素敵に輝いています

ワクワク ドキドキ 子供達
いいね いいね この時間

素敵な場所を見つけたね

子供達のワクワクする瞬間が
彼らの心が光る時間

言葉にできない温かい嬉しさが伝わってきます

『せんせ〜』って楽しそうな声が聞こえてくる
『どこにいるの〜?』って一緒になって楽しむ時間

私の好きな時間です

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ゆっくり ゆっくり 大きくなってください

『行ってらっしゃい』の言葉に後押しされるけど

もうちょっと、
もうちょっとだけ 
パパと一緒に居たいんです

ぎゅっと握るパパの指

そうだよね。

幼稚園は君にとっては新世界。
ちょっとドキドキするね。

大丈夫だよ。
ゆっくりでいいんだよ。

だって君はすぐに大きくなって
今度はパパが
『こんなに大きくなっちゃって。』って
君の手を握る日が来るんだろうな。

君の為に、
パパ、ママの為に、
ゆっくり、ゆっくり 
大きくなってください

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温かい子供達の心の成長

子供はとっても正直で

悲しい時は 大きな声で泣くんです

体は痛くなくても、心が痛くて

声を出して泣いちゃう時もあるんです

おやつの前、みんな座って『いただきます』を、待っています。

でも、あなたは泣いてる声を聞いた時、

椅子から離れて、お姉ちゃんの頭を撫でてあげました。

何も言わずに 優しく頭を撫でています

(わかるよ。お姉ちゃんの気持ち。。。)

子供同士だからこそ 通じ合うものがあるんだろうなぁ。

小さな あなたのおててが

お姉ちゃんの心を癒してくれました

いつの間にか、お姉ちゃんも笑顔です

小さな君も、

たくさん優しくしてもらったから

たくさん優しくしてあげれる

お姉ちゃんの笑顔を確認して

安心して自分の席に戻る君

すごいな。。。子供達

大事な時に動ける勇気

周りに動かされる事なく、自分の判断で進む強さ

優しさが必要な人に、

その人が必要な優しさを与えてあげれる事

幼稚園という子供達の集団の中で、

みんなで過ごす事の温かさや、厳しさ、

愛に溢れた環境で、

人生の土台となるすごい事を子供達は体験し、学んでいるんです

忙しい1日の中の一瞬の出来事だったけど、

とっても大事な一瞬だった。

この瞬間を大人や子供達がどう受け止めていくのかで

子供達の心が変わっていく、すごく大事な分かれ目だと思う

タイミングや、子供達の成長を理解しながら、

幼児期の子供が今、自分の中で大切にしたい事を

大人が子供達と一緒に大切にしてあげる事で

子供の心はもっと成長すると信じています。

この時間、とっても、とっても大事です。

みんな違って、みんな素敵な子供達。

みんな、誇りの子供達です

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心を育てて 言葉を育む 泥んこキャンプより

今日の泥んこキャンプも、いろんな事がありました。

いろんな事… 笑ったり、はしゃいだり、計画したり、踊ったり。。。

子供達が自分の選んだ事に没頭できた素敵な時間だったと思います。

『日本語で遊ぼう!』ってスローガンを掲げ、

大人が作っているプログラムにがっちり子供達をはめるのではなく、

子供のやりたい事に合わせて大人が動く事。

新しい事を紹介しながら、彼らの興味や心の動きを確かめながら、

彼らが『楽しい!』『どうなってるの?!』と興味を持って見入る事。

『僕もやってみたい。』『貸して』『ありがとう!』

遊びの中で交わされる、生きた日本語が幼児期の子供達には大事なんです。

自分のやってみたい事に挑戦できるから、それを応援してくれる仲間や大人がいるから

日本語が好きになる。

どんな単語を教えるのではなく、

『私は日本語でも大丈夫。日本語で大好きなお友達とも遊べるから。

日本語で自分の好きな事に挑戦できるから。

あの子とまた遊びたいから!』

子供達の心は『わくわく』が大きい。

どうやって日本語を学ぶのか(How)。。。って子供達は考えていないんです。でも、

言語化できない(why)の部分、なぜ日本語を使うのかを子供達は感じているんです。

ランチを食べながら、『ゆかセンセ〜!ご飯おいしいよ〜!ありがと〜!』って

温かい言葉を伝える事ができる子供達。

『ありがとう。って日本語で言いましょう。』ではないんです。

でも、子供達は伝えたいんです。だから『ありがとう』の日本語が出てくるんです。

 心を育てて 言葉を育てる

どんな国の言葉も

その順番が幼児期の子供達には必要だと思います。

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ちむどんどん! 感謝いっぱい。 シカゴダウンタウンパフォーマンス!

5年ぶりのダウンタウンジャパンフェスト

熱気あふれた会場で

思いっきり演舞することができました。

卒園生達で結成された エイサーチーム 『ちむ どん どん』

沖縄の言葉で『心ドキドキ』

『感動したよ!』

『よかったね!』

『盛り上げてくれて、ありがとう!』

温かい言葉をかけてくれた観客の皆様

メンバーが動きやすいように考えてくれるチムドン役員

メインゲストとのコラボ出演、

シカゴのダウンタウンという場所で踊る機会をあたてくれたフェスティバル主催の方々

ボランティアで動いてくださったチムドンファミリー

演舞に出ない子供達も『先生、何か手伝いできる?』ってテキストくれたり。

『先生、見てたよ〜!かっこよかったよ〜!』って、大学生の卒園生が応援に駆けつけてくれたり、

うちの子達、みんな本当に優しくて、温かくて、いい子なんです。

幼児期の繋がりって大事。

何を教えるのかではなく、

愛にあふれた環境で子供達と向き合うこと。

何を伝え、何を感じさせてあげるのか。

彼らが戻ってきてくれる。戻りたい場所と思ってくれる。

あの時彼らが感じた温かい感覚。

その感覚は何年も彼らの心に残るんだと、あの頃と同じ瞳で語りかけてくれる彼らを見て思います。

何年経っても、この子達に喜びをもらえる自分は幸せです。

演舞を通して感じる彼らの成長。

聖マタイから広がる、ちむどんどんというコミュニティーで

一緒に育っていける事の喜び。

みんな本当に感謝です

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ここから 始まったから

『先生、昨日、息子が、高校卒業しました。

息子が幼稚園に行きたい。って言っています。』

あの頃から、12年が過ぎたんだ。。。

駐車場に立つ君は 当たり前だけど

ぐんっと大きくなっていて

今は先生が 君を見上げてる

『先生。元気だった?』って笑う君。

君は相変わらず優しいね。

『高校生活は楽しかったかい?』

『うん!とっても!』

その言葉だけでも 先生は嬉しくて涙が出るよ

『あそこでずっと穴掘ってたなぁ。』って

懐かしそうに『大好きだった場所』を眺める君

君と交わす言葉の中に

幼かった頃の 君の面影見つけて

あの頃の君と、目の前にいる君との間を

夢のように行ったり、来たり。

『ねぇ、なんで幼稚園に来てくれたの?』

私の質問に 君はにっこり笑って

『だって、ここから始まったから。』

ショベル片手に、ずっと穴を掘ってた君

お友達と笑ったり、けんかしたり、怒ったり、仲直りして笑った君

いっぱい抱っこされて、

いっぱい愛されて育った君

高校卒業という大きな節目と

大学という大きなステップを踏む前に

振り向いてみたい場所 

戻ってみたい場所がある

愛に溢れる温かい場所は 彼らの心に心地よく残り

彼らが戻れる場所になる。

言葉で表現できない大切な事が

彼らにとっての特別な場所にあり、

その場所に行く事によって

心のチャージができると思う

在園生のお母さんが

『マタイの卒園生は雰囲気が温かい。

とっても柔らかい感じがしますね。』

そうなんです。

マタイの子供達は、とっても素晴らしいんです。

一人ひとりが、私の自慢の子供達です。

愛に溢れた環境で育つ子供達は

強くて 優しくて 周りの人たちを感動させてくれるんです。

あの頃 自分の夢や遊びに没頭していた子供達

愛されている事を感じながら、

今でも 自分の夢を追いかけて進む子供達を

とても誇りに思います。

先生はこれまでも、これからも

君達の事が大好きで

いつでも 応援しています。

また いつでも戻っておいで。

先生、楽しみにして待っています。


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夢中になる瞬間 

日々の遊びの中で、子供達の瞳に夢中のスイッチが入る瞬間があるんです。

お昼の時間になりました。

今日は子供達の大好きなカレーライス。

いつもは真っ先にご飯を食べにくる子供達が、

なかなか教室に入ってこない不思議な日。

(何してるんだろう。。。)

『上で漢字書いてた!たくさんだよ!いっぱいだよ!』

興奮気味に子供達が二階から降りてきました。

ご飯を食べた後も、すぐにまた漢字の書き取りに夢中になる子供達。

『これは木、これは林、そしてこれが森。ほらね

木がいっぱいあるでしょ〜!』

何度も失敗して消してるけれど、なんだか楽しそうな子供達。

驚く事に、今日は本当にナイスなタイミングで卒園生の保護者の方より

漢字ノートや自由ノートのご寄付を頂きました。

子供達、早速、漢字ノートを嬉しそうに抱きしめて帰っていきました。

幼稚園は、いろんな子供達のいろんな『好き』が溢れています。

ゴジラごっこ、泥山遊び、お医者さんごっこ、積み木、お家ごっこ、

工作、砂場、縄跳び。。。色々あって、子供達の夢中になった一つが『漢字の書き取り』

子供達の『遊び』は彼らの心ときめく事。

彼らが、彼らの力で『好き』を見つける力の大切さ。

没頭し、集中し、夢中になる事から得る学び。

それが、将来、夢に向かって進む力を与えてくれる。

大好きな家族、お友達、スタッフ、

そして、神様からのたくさんの愛と恵を受けながら

毎日、学んでいる子供達です。

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背中で伝わる温かさ

スタッフにおんぶされ

はしゃぐ お友達を嬉しそうに眺め

静かに流れる時間の中で

彼女は何を想い、何を感じてるんだろう

子供達、みんなおんぶや抱っこが大好きなんです

でも、今日は誰も彼女のおんぶを止めなかった

彼女があまりにも幸せそうで

子供達もここが彼女の『今日の居場所』って自然に感じてくれたのかな

おんぶは 無言で伝え、無言で伝わる『大好きだよ』のメッセージ

『大好きだよ』の温かい時間

こんな時間を幼児期に、たくさん経験させてあげたいです

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春の遠足

春の風がフィールドを吹き抜る中

子供達が歩きます

子供達が待ちに待った遠足です

本物の動物の鳴き声

動物の匂い

見て、触って 

バターも作る

動物達の大きさや、鳴き声の迫力に 

おっかな びっくりの子供達

寝そべるぶたや

愛らしいニワトリの走り方

笑顔になる子供達

産んだばかりの温かい卵を

自然と 優しく手に 乗せる

『命』を感じているのかな。。。

今日も心いっぱいの子供達です

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春のお土産

たんぽぽ ぽっぽ

かわいく ぽっぽ

思わず 詰んでしまいます

大きな袋に たんぽぽ ひとつ

たくさん咲いてるたんぽぽで

僕が選んだ 一つの たんぽぽ

ママにも見せてあげたいな。

こんな子供達が 可愛くて仕方ないのです

素敵な 素敵な 子供達です

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春です! 泥んこです!

一生懸命で服が汚れてしまうのも忘れて

泥んこ遊びに没頭している子供達。

お掃除の時間に、やっと自分の姿に気がついて、

『先生、どうする?』と聞いてくる。

(それでいいんだよ。頑張った。)

『よく遊んだね。楽しかったね!』

一生懸命の子供達。

とっても素敵な子供達。

私達の誇りの子供達。

子供が子供らしくあるというのは、

彼らの心が動くままに体も動く事。

時にぶつかりながら、

時に怒られながら、

それでも動ける自由、挑戦できる自由が与えられる事。

そんな瞬間が彼らの心を育てていくのだと信じています。

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愛を持って 距離を置く。 考え、動く子供達

日々の幼稚園生活の中で、子供達が考えて動けるように

彼らが幸せな大人になれるように、今、どうあるべきか?

そんな事を考えながら、日々彼らの成長を見守ります。

彼らの安全を守りながら、愛を持って

彼らの成長に合わせて適切な距離を置く事の大切さ。

日によって、その距離は遠くから見てみたり、

場合によっては その距離はこの子の呼吸が聞こえるぐらい近くなければならなかったり。

どのタイミングでどのような声掛けをするのか…

20年保育をしてても、迷ったり、タイミングを逃したり、

(さっきの声掛け、合ってたのかな?)って何度も振り返ったり

私があたふたしている中でも 子供達はしっかりと

大きくなっているんです。

先週、子供達からこんな提案がありました。

お当番をやりたい。とのことでした。

子供達(子:略)1:『先生、お当番さん決めようよ。』

大人(大:略)『あぁ。いいね〜。誰がするの?』

子1:「うーん、やりたい子供達がやったら? やりたくない子供達もいると思うし。』

大:『そうだね。誰がやりたいんだろうね。』

テーブルの周りにいた子供達が手をあげました。

大:『あ、みんなやりたいの?いいね。じゃあ、誰からするの?』

子1、2:『ぼくから。』『なんで?私が最初!』 

みんな まちまちに声を上げます。(激しくなりそうだな…)

すると、いつもは静かにみんなの意見を聞いているお友達が、

子3:『じゃ、この順番はどう?』とお友達のお名前を呼んでいきました。

彼女なりに考えがあったのだと思います。

何度順番を聞いても、同じ順番でお友達のお名前を呼んでいきます。

すると、不思議な事に周りにいた子供達も『いいね〜!』と その子に意見をスッと受け入れてくれたんです。

子1:『忘れちゃうから、私がお名前書くね。』すぐに鉛筆と紙を持ってきて、お友達の名前を書いていきます。

子1:『他にもお当番やりたいお友達いないかなぁ。。。先生、みんなに言ってくれる?』

大:『どういうふうに言おうか?(伝えようか?)』

子1:『やりたい人は、私のところに来て教えてください。』って言ってくれる?そしたら私がお名前書くから。

でも、遊びに夢中な子供達はなかなかやってきません。

すると、

子:『ちょっと、聞いてくる。』と、紙と鉛筆を手に、年長さん一人一人に、声をかけ、意思確認をしていました。

子4:『1月はやりたくない子も、2月からはやりたいんじゃない? 僕、2月のお当番書くよ。』

(今回やりたくない子もやりたくなるかも。って思ってるんだろうな。優しいなぁ。。)

『先生、みんなが見える所に貼っておいてね。』

『あの子が早めに帰ってから、その後は私がお当番するね。』

そんなやりとりを見ながら、小さな男の子も手をあげて

『僕もお当番、やりたい・・・』

お兄ちゃん、お姉ちゃんのやる気を見て、なんだか自分もやりたくなったんだろうなぁ。。

素敵だなぁ。子供達、すごいなって思うのは、大人が決めなかった事。

子供達から『やりたい』って、彼らから動き出した事です。

自分達で気づき、考え、行動する事に意味がある。

彼らの想いで鉛筆を握り、お互いの意見を交わし、行動に出る。

自分だけではなく、周りの状況も見ながら自分達の動きを決めていく。(すごいなぁ。。。)

お当番を決めるって小さな事。

でも、その小さな事が彼らにとっては自信となり、

次につながる。

子供達を想いながら、距離を置き、任せてみる事。

そうすると彼らはどんどん前に進む。

彼らがつまずいた時、愛されている事のわかる彼らは、振り返る事も知ってる。

『大丈夫。君を応援してる。大好きだよ。大丈夫。』

『大丈夫。僕は愛されている。』

愛されている事を感じる事ができる子供達。

だから彼らはまた前に進む事ができる。

次は何に向かって子供達は動くんだろう。

毎日一生懸命の子供達。

明日も子供達に会えるのが楽しみです。

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温かい時間を子供達へ 2024年スタート

今年は数年ぶりに沖縄の家族とお正月を迎える事ができました。

実家ではお正月になると、沖縄の郷土料理『中身汁』を頂きます。

母も、この日は張り切って台所に立ち1日中、食事の準備をします。

家族で囲む中身汁。幼い頃、家族と一緒に食べた味。

変わらない味、温かい味です。

ワイワイ楽しそうに笑う姪っ子達を眺めながら、

時々ふとした瞬間に、(あの頃となんか似てるなぁ。。)と幼い頃、感じた感覚が呼び戻されます

何をしてた?って聞かれると、よく覚えていないんです。

でも、心が覚えているのです。

楽しかった、温かかった。

美味しかった、心地よかった…

言葉では表すには難しいけど、

懐かしく、温かく

愛に溢れる心地いい感覚。

幼い頃の温かい感覚は ずっと心の中に残ります。

子供達の『今』が心を育てる時間なんです。

愛に溢れるその温かさは、人を強くし、優しくしてくれると信じています。

『おかわりあるよ。もっと食べて。』って、今でもガンガン、たくさん食べさせてくれる母

『次はまた、いつ来れるの?』と聞いてくれるシャイな甥っ子。

『またね〜』やっと喋り始めた姪っ子のバイバイ

何気ない言葉も 愛に溢れた言葉や瞬間は人を強くしてくれる

愛を持って、お互いを大事にしあう事の大切さを改めて感じたお正月でした

これからも、子供達が安心して過ごせる環境を。

彼らが大人になった時、(幼稚園、温かかったな)と思える環境で

これからも一緒に過ごせますように。

祈りを持ってのスタートです。

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感動で心が動く。 書道パフォーマンス @聖マタイ

ご縁あり、京都より書道家の新見知史先生をお招きし書道パフォーマンスをしていただきました

新見先生の言葉で、

『私は文字を書く事が小さい頃から大好きだった。

文字を書くと、みんなが応援してくれた。

字を書いている時間が好きだった。

自分の好きな事が、自分の居場所になった。』

先生は習字のすばらしさを世界に伝えるだけではなく

自分の道(パッション)を進み行く事にも喜びを感じているように見えました

何千という文字に日々囲まれながら

私たちが日々何気なく読んで、書いている文字。

その文字を本気で書く事。

先生が筆を握り 墨汁が滴り

体いっぱい、力一杯 筆をうごかし

真っ白い紙の上に線が流れる

空気の流れが止まったような時間の中

本気で文字を書く先生の姿に

動いているのは みんなの心

一生懸命は人の心を動かしてくれます

幼児期は何を教えるのかではなく

何を感じる事ができるのかが大事。

今日の子供達はどんな『好き』を見つける事ができるんだろう。

『自分の好きが 自分の居場所になる』

今、子供達の感じている『好きな事、没頭できる事』が彼らの未来につながると信じています。


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ケンカと仲直り

秋風冷たい園庭で 今日も子供達が遊びます

砂場は子供達の大好きな空間

今日も砂に潜り込むように 遊んでいる子供達がいます

赤い葉っぱや 緑の葉っぱ

小さな山に 大きなお山

お友達と助け合い色んな工夫を足し加え、

自信作のお山ができました

『センセ〜!見て〜!できたよ〜!』

誇らしげな 大きな笑顔 

君の笑顔に釣られて 思わずこっちも笑顔です

すると昨日、砂を掛け合い、喧嘩になったあの子がやってきて

ぎゅって 君の山を踏んだんです

いつもは どん!ってやり返す君が

何にも言えなくなっちゃって、

涙だけが出てきたね

『うぅわ。。。。うぅ。。』って言葉にならない悔しさと

ぎゅって 潰れた山を見て

心がぎゅって痛くなり、涙だけが溢れたね

踏んだあの子も、泣いてしまった相手を見ながら

何も言えなくなりました

(だって、昨日、君が僕に仕掛けたじゃん。。。なんで泣くんだよ。。。)

時間が止まったように見えました

しばらくして 踏まれてしまった山を見ながら 小さな声が聞こえてきます

『もう、明日からやらないでね。』

今度は泣きながら もう一回聞こえます

『明日からやらないでね。。。』

踏んだあの子も、

泣きそうになりながら 小さくうなづき、

何も言わずに山を直し始めます

二人とも、お互いに、色んな事を感じた時間

やっていい事、いけない事

やっていい時間、いけない時間

嬉しい事、嬉しくない事

許す事、許される事

心嬉しくなる事、痛くなる事

相手より強い事が大事?

何が本当に大事?

日々、色んな事が 色んなタイミングで起こります

その度に子供達の心は動き、感じるんです。

子供の世界って すごいです。

正直で、真っ直ぐで

嬉しさも、怒りも、欲求も、楽しさも

そのまま ストレートに出せる子供達。

でも、ストレートだからこそ痛い時もある。(子供も、見守る大人も)

でも、その瞬間瞬間の中で

子供達は自分の言葉や行動を 判断し、結果と向き合う。

時に判断、間違えちゃう時もある。

失敗して涙する時だってあるんです。大人でも。

でも、大丈夫なんです。

だって、君たちは愛されているから。

それから二人はずっと一緒に

山を作り続けました

ぶつかり合ってた二人が、今は隣り合わせで一緒に山を作ってる

前よりも 大きくて

前よりも 色鮮やかな 大きな山

二人の顔は穏やかで、また少し大きくなった子供達です


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