森で 冬支度のてんとう虫に会いました
ちょっと眠たそうなてんとう虫に『また遊びに来るからね』と優しく語る子供達です
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聖マタイの子ども達
The Children of St. Matthew's
森で 冬支度のてんとう虫に会いました
ちょっと眠たそうなてんとう虫に『また遊びに来るからね』と優しく語る子供達です
今日は君の誕生日
君はみんなの為にバイオリンを弾きます
お母さんがピアノを弾いて
お友達が君を見つめ
君の成長を共に喜びます
6歳の君が奏でるバイオリンの音色はみんなの心を掴む音でした
お友達も一生懸命の君をじっと見つめて応援します。
君の顔も、お友達の顔も、みんなの顔が光っています。
緊張した真剣な空気の中なのに、なぜかほんのり温かい
いい時間を子供達は過ごしました
ふとした瞬間『ママ、ありがとう。』君は何度もママに言いました
ママも嬉しそうに笑います
心がいっぱい 感謝に溢れたお誕生日でした
仲良くしているおばちゃんから
『子供達に持ってって』とバスケットいっぱいのホオズキ
庭のホオズキ摘みながら 子供達の事 想ってくれた
おばちゃんの温かい想い 子供達に伝えます
そこにいない 誰かを想う気持ち
誰かを笑顔にしてあげたい気持ち
愛されている事
支えられて生きている事
大切な事だから、たくさん子供達に感じて欲しい
小さなおばちゃんの贈り物 愛がぎっしり詰まっています
おばちゃん、ありがとう
落ち葉の下へ埋もれる子供達
姿消えても 笑い声が聞こえてきます
『ドキドキするね』
『くすぐったいね』
子供達のおしゃべりも笑顔も全部が素敵な秋色です
ほんの1週間前までは 水遊びもしてたのに
今は北風吹いてます
あの時 遊べてよかったね
森に雨が降りました
森に行こうか、行くまいか、大人は一瞬迷います。
『先生!行くよ!』子供達には迷いがなく どんどん前へ進みます
雨は森に命を与え 子供達を強くします
大きく育て!子供達! 元気に育て!子供達!
しっぽ取りで負けました
心の中が苦しくて いっぱいで
熱い涙がこぼれます
どこにぶつけていいのか この気持ち
『この次 頑張ろう』
お友達の優しい声も
涙と一緒に流れます
勝つ時もある 負ける時もある
わかっているけど。。。わかっているけどさぁ。。。
こらえられない この涙
負けをしっかりと 悔しがる君の心
勝ちたい気持ちが大きかった君の心
まっすぐな君の心
みんな君の事 応援しています
お母さんの大きな手と
子供達の小さな手が一緒に動きます
大人の動きを見ながら
子供達の手が動きます
去年よりずっと上手に動く子供達
暖かい時間 美しい時間と共に子供達が感じる事
大豆の感触、麹の匂い、傷口にしみる塩、お母さん達の優しい声。
この時間。いい時間。これが『受け継ぐ』って事何だろうな
親から子へ 受け継いでいかれる味噌の味
この子達の手が大きくなった時
また小さな手にバトンタッチしていくんだろうな
考えてると何だか心が熱くなってきます
小さな手が 丁寧に染めていきます
作品も子供達も…かっこいいです。
『82、83。。。92、93。。。100!!』
ずっと練習して やっと飛べた100回
何度も挑戦して やっと飛べた100回
飛んだ後も 足がガクガクして
立ってなんかいられない
息は切れるし
心臓もばくばく
目もぐるぐるしちゃうんだ
机に倒れこんで目を閉じる
やった。。。やったぜ!
金メダルの笑顔です
森で見る子供たちの手は
いつも冒険を握りしめています
お片付け
子供達 優しくお人形さんに手を当てて
お腹をトントンしています
今日も遊んでくれて ありがとう
また明日。 ゆっくり ゆっくり 休んでね。
雨が降りました
子供達は外に出て 暖かい雨を感じます
子供達を濡らす雨は優しくて
子供達の表情も柔らかい
子供達を眺めていると 優しくタオルが頭の上に降りてきます
『先生、濡れちゃうよ』
ふと見上げると タオルと君が頭の上に見えました
小さな彼の大きな優しさがここにありました
幼稚園で子どもが自由になれる時間がある
子供にとって自由な時間は彼らの心を育む時間
笑ったり 泣いたり 嬉しかったり 怒ったり
幼稚園という小さな子供達の世界の中で
子供達が体験する本物の感情は子供達がこれから大きな世界へ出て行く時に
人としてなくてはならない優しさや思いやりを育みます
忙しくて 前も後ろも見えなくなった時
一人で前に進むことが不安になった時
小さな子供達から贈られるまっすぐな愛
子供達を通して改めて『愛』の深さ考えさせられます
雨の中 二人で座った静かな時間
『ありがとう』
『うん』
与える事の喜び、与えらえる事の嬉しさ
子供たちに『愛』の瞬間たくさん感じて欲しいです
卒園式がやってきます
卒園の歌を子供達が歌います
彼らの元気な歌声が なんだか切なく心に響く
嬉しいような 寂しいような
いろんな思い出振り返り
涙がポロリとこぼれます
『先生、なんで泣いてるの?』
子供達は不思議そう
『大人ってさ、嬉しくなって心がいっぱいになった時、涙が流れてくるんだよ。』
やんちゃ坊主が手を上げて ゆっくり 思い出すように話し出す
『僕のママも、僕が生まれた時、いっぱい泣いたって言ってた。
僕に会えたのが嬉しくて いっぱい いっぱい泣いたって。』
そんなママの姿を思い浮かべ 君の目にも涙が溜まる
言葉にできない ママとパパの愛
子供達 しっかりと感じています
これからも 愛し、愛され、幸せになれ
雨上がり
森の泥道を子供達は歩きます
長い木の棒 引きずりながら
一人、また一人と 一緒に運ぶ仲間が増えて生きます
泥々の道 歩きにくい道
重たい棒 持ちにくい棒
わざわざ やりにくい事をやりたがる子供達
それが『挑戦』って事なのかもしれない
便利な世の中 やらなくてもいい事たくさんあります
その中で『やってみたい』を見つけ出す力
自分たちの『挑戦』に挑める毎日
『挑戦』できる子供達
これからの人生 面白くなるよ きっと
日本へ帰国した家族からお手紙が届き お手紙の中でお母さんはこう言います
『お母さんになってすぐの頃の私は、できればしなくていい苦労は我が子にはさせたくないし、
寄り道はさせたくないと思っていました。でも、今は違います。聖マタイ幼稚園に通い、我が子だけでなく、母親としても成長した自分がいます。
今の私は、できるだけ、我が子に寄り道をしながら人生を歩んで欲しいと思います。
親は、どんな時も我が子を信じて待ってあげる。ただそれだけ。
ありのままの我が子を受け止めてあげる事。シンプルだけど大切な事を聖マタイで教わりました。
聖マタイ幼稚園は、今の時代の流れとは逆行している園かもしれません。
でも、聖マタイでゆっくりと穏やかな優しい時間の中で育った子供達は、しっかりと心の根っこが育っています。
聖マタイで育った子供達はめまぐるしい今の時代の変化にも上手に対応しながら乗り越えていく強さを持っているのではないのでしょうか。
シカゴから遠く離れた日本にいますが、聖マタイ幼稚園は私たち親子にとって目を閉じて心の中で何度も戻りたくなる大切な場所です。
通った二年が本当に愛おしい時間です。』
遠く離れていますが 今でも一緒に子育てしている気分です
柔らかい虹色に包まれて
クスクス笑う 声がします
大人が入っちゃいけない
暖かい空間です
雪の中で遊ぶ子供達
優しい目をしています
今日の空のように 澄んだ瞳をしています
子供達が外から帰ってくると 必ずできる
スノーパンツの泥んこジャングル
泥んこパンツが誇らしい
『今日も大冒険の1日だった!』
みんなの声が聞こえてきそうです