子ども達に竹を触らせ かぐや姫のお話をしました
おじいさんが光る竹をきってみると、中には可愛らしい女の子がいました
『え〜!ここに入ってたの?この中に?わぁ!』
子ども達、再度竹の中を確認します
話は進み...ついに月から迎えが来て かぐや姫は月へ帰っていきました...
子ども達、静かになりました
子ども:『なんか悲しいお話だね。』ぼそりと言います
教師:『そうだね。なんでだろう?』
子ども;『だってさ、大好きなおじいさん、おばあさんとさよならしないといけないから...』
教師:『そうだね。』
子ども達の寂しさの余韻が静けさとともに漂います
自分の経験をふりかえり 涙ぐんでいる子ども達の姿もありました
日本の昔話に限らず、いいお話は真っ直ぐにいいお話。
いいお話は子ども達の心を揺さぶってくれます
それが愉快なお話であったり、寂しいお話であったとしても
子ども達は登場人物と一緒に笑ったり、泣いたり、寂しかったり
彼らも共感する事ができるのです
いろんな物語があって、いろんな解釈があって、いろんな感じ方がある。
そのお話に立ち止まり考える事ができるのか...それともお話として頭で理解し聞き流すのか...
かぐや姫の様に
大好きな人達との『別れ』が悲しい
その感情を察する事ができる子ども達
それは自分達も経験してきた事だからなんだろうな...
ついついハッピーエンディングを求めてしまう流れがあるなかで
子ども達が持っている感情をゆっくりと成長させてくれる『いいお話』を子ども達にしていこう
改めて感じた一時でした